| 上部内視鏡検査(胃カメラ)について |
|
|
当施設の人間ドックでは、胃部X線検査、または、選択で上部内視鏡検査
(胃カメラ)を実施しております。上部内視鏡検査は基本的に経鼻内視鏡検査をお勧めしております。こちらのホームページもご参考にしてください。もちろん経口での内視鏡検査をご希望の方には経口内視鏡検査を行うことも可能です。 |
|
|
|
|
|
また外来部門(クリニック)でも上部内視鏡検査(経口、経鼻)を行っておりますので、症状のある方や、慢性疾患で内視鏡定期観察をお勧めされている方々にもお役に立てるかと思います。
以下に説明をさせていただきましたので、ご参考になってください。 |
|
|
1)上部内視鏡検査について |
|
|
2)上部内視鏡検査の方法:経口と経鼻 その違いは? |
|
|
3)当施設の上部内視鏡検査でできること |
|
|
|
| 1)上部内視鏡検査について |
|
|
「上部内視鏡検査」とは、みなさまが「胃カメラ」と呼んでいる検査のことを指します。
「内視鏡」とは、主に人体内部を観察するための医療機器のことであり、その目的に応じてさまざまな種類があります。一般的なものは、手元が先端を操作するダイヤル状になっており、その先は細長い形状になっています。細長い部分を体内に挿入することによって観察を行います。最近は先端にCCDカメラを内臓している電子スコープというタイプが多くなり、内部の映像をモニターテレビで見ることができます。 |
|
|
|
|
|
 |
|
|
|
|
|
そして食道、胃、十二指腸といった消化管を「上部」と表現し、それに対して大腸は「下部」と表現しています。つまり、「上部内視鏡検査」とは、食道、胃、十二指腸といった「上部」の消化管を観察することを目的としています。口元から十二指腸の観察部まではおおよそ70cm前後です |
|
|
|
| 2)上部内視鏡検査の方法:経口と経鼻 その違いは? |
|
|
 |
|
|
|
|
|
一般に上部内視鏡は口から入って喉を超えて食道へ入っていきます(図:左側)。これを経口内視鏡といいます。しかしそのまま入れようとすると嘔吐反射が起こります。舌根部(舌の付け根の部分)を刺激することで「オエッ」とする反射です。そのために検査前にゼリーもしくはスプレーの麻酔剤を使用します。それでも反射の強い方がいらっしゃるので、施設によっては静脈注射による鎮静剤を併用して検査を行っています。 |
|
|
|
|
|
最近では「鼻」から入れる内視鏡検査が広まりつつあります。これを経鼻内視鏡といいます。経鼻内視鏡では、鼻から入れていくことで「オエッ」とする反射が起こる舌根部(舌の付け根の部分)を刺激せずに検査が行えます(図:右側)。また口が開いているので検査中の会話も可能です。こういった特徴から、口からの内視鏡と比較して楽だと感じる方が多いようです。
ただし鼻は通常食べ物や飲み物が通過するところではなく、出血もしやすく痛みも感じやすいところです。そのため当施設では、検査前に鼻血予防と鼻の中を広げるスプレーを両側の鼻の穴に行い、通りの良いと感じる側の鼻に局所麻酔ゼリーを注入し、その後麻酔ゼリーのついたチューブを挿入して麻酔を行っております。それでも鼻の中が狭かったり、麻酔をしても痛みが残る場合には、鼻から内視鏡が入らないことがあります。ちなみに検査前後の鼻出血は2~4%、鼻痛・鼻違和感・鼻汁等の鼻に関する症状は10%前後といわれています。
(当施設で使用している内視鏡は経鼻に対応するため非常に細いので、精密検査や治療には適しておりません。検査結果によっては他施設での経口内視鏡検査を再度お勧めする場合があります。) |
|
|
|
| 3)当施設の上部内視鏡検査でできること |
|
|
2)で述べましたように、当施設で使用している内視鏡は経鼻に対応するため非常に細く、そしてやわらかく作られています(写真4)。 |
|
|
|
|
|
 |
|
|
|
|
|
いままでの一般的な経口内視鏡は、先端直径が10mm前後であるのに対して、当施設の内視鏡は直径6mm前後です。また先端のCCDカメラも最近では性能が向上しているため、細い内視鏡であっても通常観察の能力は十分あると考えます。
しかし細くやわらかい内視鏡は、その操作性の性格と、内視鏡を通して使える道具に大きさの制限が生じるために内視鏡治療・処置(止血や粘膜切除など)についてはむしろ不得意です。このため当施設では観察と粘膜組織の採取(生検と呼びます)までを行っています。もしさらに精密検査・処置・治療が必要な場合には、他施設での経口内視鏡検査を再度お勧めする場合があります。 |
|
|